「文明の功罪」
現在の世界は、西洋文明の考え方を基準につくられています。その考え方とは、階層化というものの見方です。本来分割できない「一なるもの」を細切れにして、その断片を分析することにより、すべてを理解しようとするものです。
一つの事象を、人文科学の目で見るのか、社会科学で考えるのか、それとも、自然科学で捉えるのかにより、同じもの(こと)であっても、様々な見え方が生じます。
たとえば、象を見たことがない人に、断片的な言葉だけで説明すると、聞いた人の頭の中には、恐らく、福笑いのような、グロテスクな生き物の姿が浮かんでくるはずです。
このように、本来分割できないものを、文明の名の下、宗教と科学に分けたという経緯があり、現在もその状況は変わりません。
分析に使われた断片を統合しないと、そこに宿る普遍的な何かが生命を失っていきます。
0 コメント:
コメントを投稿