
警蹕は、言霊が活(はたら)いてこそ本領が発起される世界と言えるでしょう。
また、伝統芸能などに目を向けると、能楽で有名な翁にまつわる呪詞も想い出されます。翁は演者が神になり切って、天下泰平・国土安穏・五穀豊穣を寿(ことほ)ぎ、祭儀的に舞われるものです。呪詞は流派などで諸々違いがあります。
「チリヤタラリ タラアリヤラ タラアリヤラ
カリリアリャ トウトウトウ タラリ タラアリヤラ」など。
他方で、囃子(はやし)なども同様のものとして頭に浮かびます。能楽では笛・小鼓などの楽器や人声(掛け声・囃子詞)で囃します。囃子詞は今は意味が不明になったものも多くなりました。これは大事な古格を守ろうとした結果かもしれません。その他、歌舞伎や寄席などでも、囃子は重要な要素をなしています。
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