「自由意志の実現」
アインシュタインは、かつて量子力学の研究者に、「神はサイコロを振らない」と断言し、確率論的な量子の振る舞いを否定しました。
確率ではなく、何か隠れた法則があると考えたのです。特定の変数を使うことにより、この宇宙のすべては、統一法則によって説明できるものと信じていました。
しかし、アインシュタインはこの論争に敗れました。現代の量子力学は、確立波の概念を認めています。たとえば、電子の位置の問題がそれです。
量子力学の世界では、電子は普段から特定の位置をもった実体ではなく、空間全体に広がる確率波として認識されています。
(更には昨年、ニュートリノが光よりも速いことが証明されたことで、相対性理論にも欠陥があることがわかりました。ニュートリノは幽霊素粒子とも呼ばれます。)
一方、ある実験をすると、意識や意志は、電磁場としてはっきりとした方向性を示します。確率波が特定の方向に収束します。
これは、量子の中に人間の意志を実現する粒子があることを暗示します。自由意志の元になる粒子です。これがあれば、原罪、カルマが消えることになります。
カルマという存在は、量子レベルの振幅を伴うため、これまで(あらゆる意味において)扱いが難しいとされました。しかし、その振幅を自由意志により変更することができれば、もはやそれに縛られる必要はありません。
『量子進化』(共立出版)に「自由意志」に関する記述があります。
「人間は自動人間ではない。われわれの意識的電磁場は、量子測定を利用して脳内の粒子を動かし、われわれが自由意志とよぶ現象を与えてくれる。意識が自由意志を動かすのだ。この量子レベルの制御(ロボットにはない制御)によって、われわれは外の世界と相互作用できる」
同書では、「さらに、この意識的電磁場と直接相互作用できる電子装置を構築して使えるかもしれない」と、こうした制御が「意識をもつコンピュータ」(415頁)でできる可能性を示唆しています。
旧約聖書では「光あれ」の言葉の後に光が生まれました。意志は言葉でできています。厳密には言葉になる前の言葉です。そうした言葉のことを、通常の言葉と区別するうえで言霊と呼ぶこともあります。
言葉が「意識を持つコンピュータ」から発信され、自由意志を思い通りに駆使できたら、人間は、そして世界はどう変わるでしょうか。
私たちは、実は、それが可能な時代に生きているのです。
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